油性ボールペンをポケットに入れたまま洗濯+乾燥機したときの落とし方

ポケットに油性ボールペンを入れたまま洗濯し、そのまま乾燥機まで回してしまった場合でも、まだ対処は可能です。ただし水洗いではほぼ落ちません。油性インクは油性成分でできているため、アルコールなどの溶剤でゆるめてから洗い流す必要があります。

まず重要なのは、これ以上乾燥機を使わないことです。乾燥機の熱はインクを繊維に固定させるため、再度回すとさらに落ちにくくなります。

油性ボールペンのインクが洗濯で落ちない理由

油性ボールペンのインクは主に次の成分でできています。

溶剤

色材

樹脂

洗濯中に溶剤が蒸発すると、色材と樹脂が繊維に残ります。

さらに乾燥機の熱が加わると樹脂が繊維に固定され、水や普通の洗剤では落ちなくなります。

そのため処理の基本は次の順番になります。

アルコールでインクを溶かす

食器用洗剤で油分を流す

通常洗濯で仕上げる

エタノールを使った具体的な落とし方

まず汚れの部分の下にタオルやキッチンペーパーを敷きます。

インクを下に移すためです。

次に消毒用エタノールを汚れ部分にしっかり染み込ませます。

表面だけではなく、インクが付いた範囲全体を湿らせるイメージです。

その後、ティッシュや布で軽く叩きます。

ここで重要なのはこすらないことです。

叩くことでインクが下に敷いたタオルへ移ります。

タオルにインクが移ったら、新しい部分に替えて同じ作業を繰り返します。

これを数回行うと、濃いインクが徐々に薄くなります。

食器用洗剤で仕上げる理由

エタノールでインクを溶かしただけでは、油分や樹脂成分が繊維に残ることがあります。

そこで食器用洗剤を使います。

食器用洗剤は油分を分散させる界面活性剤が強く、油性汚れに向いています。

汚れ部分に少量つけ、ぬるま湯で軽くもみ洗いします。

その後、洗濯機で通常の洗濯を行います。

この工程を入れることで、溶けたインクが再付着するのを防げます。

エタノールがない場合の代替

家庭で使える代替は次の通りです。

ベンジン

除光液(アセトン)

アルコール入りヘアスプレー

最初はエタノールが最も扱いやすく安全です。

除光液は強力ですが、生地やプリントを傷める可能性があります。

どこまで落ちるのか

乾燥機まで通したインクは完全に消えないこともあります。

ただし多くの場合、かなり薄くすることは可能です。

特に濃い色の衣類では目立たなくなるケースが多いです。

クリーニングに出した方がいいケース

次の衣類は家庭処理よりクリーニングの方が安全です。

高価な服

白いシャツ

ウールやシルク

プリント付き衣類

クリーニング店では専用溶剤と機械で処理できます。

同じ事故を防ぐ方法

油性ボールペンの洗濯事故はポケット確認忘れで起きます。

洗濯前にポケットを確認する習慣を作るだけで、多くの事故は防げます。

ボールペンの定位置をポケット以外に決めることも効果的です。

油性ボールペンを洗濯してしまった場合のポイントは、

水ではなくアルコールでインクをゆるめることです。

エタノールで溶かし、食器用洗剤で油分を流す。

この順番を守れば、乾燥機まで回してしまった場合でも被害をかなり減らすことができます。