ジュエリー事業

LUNA MARINA

「世界にひとつだけ」という時代を超える価値を提供する

「大量生産で物が溢れる時代に、同じものは2つとない、世界に1つだけ」をコンセプトに、従来の貴金属細工のあり方を刷新します。

当ブランドでは、「3Dプリンタによるテクノロジー技術」と「手作業による天然原石の造形研磨技術」の両翼により唯一無二のジュエリーを1つ1つ丁寧に制作いたします。

これまでのジュエリー制作

従来の貴金属細工は、熟練の職人によりハンドメイドで制作されています。そのため、数十万円が当たり前という、かなり高額な価格設定となっています。確かに、長年のキャリアに裏打ちされた貴金属細工職人のハンドメイド技術の高さは、疑う余地はありません。しかし、テクノロジーが進化した時代では、もはや「熟練の職人でなければ作れない」よりも「職人が手作業で作ると様々な制約が生まれてしまう」という環境に転換しました。

ジュエリー制作において、職人の技術の高さが試される工程は3つあります。

1つ目が「原型制作」です。コンピュータでデータ化されたデザイン案を手作業によって型にしていく作業であり、0.1㎜単位の繊細さが求められます。

2つ目が「合金」です。金属を鋳造していく作業であり、職人はその日の空気を感じ取りながら、時間、温度を自分の経験値を元に割り出し、鋳造していきます。その難易度の高さから、海外には国家資格が必要な国もあります。

3つ目は全体の総合として「デザイナーの想い意匠を正確に形にする」という技術です。この技術が最も大事なことであり、職人の存在意義にもなります。

これからのジュエリー制作

テクノロジーの発達により、上記3つの熟練技術はその価値を失いつつあります。

3Dプリンタは3次元のデータから造形するので、金型づくりそのものが不要になります。

金属3Dプリンタで作られた合金の伸びや強度は、鋳造よりもかなり強くなります。同じ温度で薄い層を積層して固めていくので、溶けた金属を型に流し込む鋳造のようなムラはできません。

そして、造形の精度は±0.05~0.1mmとなります。そのため、ハンドメイドでは実現不可能であった造形デザインも実現可能となります。

テクノロジーを使えば、職人の技術力の限界や製造時の歩留まりの低さによる製造原価の高さ、原型制作や手作業による加工に費やす労働コストの高さ、等に由来する制約から解放されます。

デジタルデータ作成から納品までに従来であれば様々な工程が存在しましたが、それらをスキップできるため、オーダーメイドやカスタムメイド、1点のみの制作が柔軟に行えます。

「手作業」の持つ技術的な価値

スイスの高級時計はなぜあれほど高価なのでしょうか。「高めてきたブランド力」「研究開発費」「高品質」「高い材料コスト」など様々な理由がありますが、「手作業」も理由の一つです。機械式時計は部品1つ1つが非常に小さく、その組み立ては人間の手作業が不可欠です。このように「手作業でしかできない技術」ならば、技術力として高い価値が認められます。

しかし、コスト・納期・精度・品質、どれをとってもテクノロジーが上回る場合、はたしてそれは「高い技術力」と言い続けていいのでしょうか。

「手作業」を技術力としての価値からプリミティブな価値へと原点回帰

私たち日本人は、自然と対話し、自然との調和を大切に想って生きてきました。当ブランドは天然原石を自ら選別し、切断、デザイン、造形、磨きを全て手作業でおこなっております。また、一生大切に使っていただけるものをお届けするために、人工石や薬品などは一切使用せず、国産天然石を厳選しています。手作業により吹き込まれた精神性と自然のぬくもりが相まって、唯一無二の輝きを放ちます。

長く愛用しているモノは、その人を表すモノへと変化し、かけがえのないモノに昇華されます。それが絆となり、特別な価値を増幅させ、次の世代に受け継がれていく。そんなサスティナブルで時代を超える価値をご提供することが、当ブランドの目的です。